Memo
健康一口メモ
集中力を高める

ごはん中心の食事
糖類は脳のエネルギーの源です。お米に含まれる多糖類は、ゆっくり分解し、安定したエネルギーを
脳に供給し続けるため、脳が落ち着き、情緒も安定し、学業、仕事などにも集中して取り組めます。
一方、清涼飲料水や菓子類に含まれる砂糖などの糖類は、分解に時間がかからないため、吸収が早く、
急激に血糖値が上がります。この危険に、脳は血糖値を下げるインシュリンの分泌を指令するため、
今度は、血糖値が急激に下がります。この激しい反応は、脳のエネルギー不足を招き、イライラや、
集中力低下の原因となるのです。集中力があり、ゆったり落ち着くために必要な多糖類は、お米、に
よって供給されるのです。
穀類による糖質供給は、お米だけでなくラーメンやスパゲティなどの麺類やパンやピザなどの小麦加
工品もありますが、お米に比べて、油脂類や調味料が多いので、副食のバラエティも限られ、栄養学
的にもアンバランスになりやすいので、お米は、様々な季節の食材を副食にしても違和感がなく、
極めて栄養バランスの取りやすい、最高の主食だと言えます。
日本古来のだしの香りは情緒を安定
日本人が長い年月、飲み続けている「味噌汁」。そのだしに使うイリコ(煮干し)や昆布、鰹節には、
動物性たんぱく質や、ビタミン、ミネラル類が豊富で、旨味溢れるその香りは、情緒を安定させ、
集中力を高める働きがあります。
鰹節の旨味成分は、イノシン酸。昆布はグルタミン酸で、この二つが一緒になると相乗効果で、旨味は
飛躍的に増します。イノシン酸はDNAの原料であるため、摂取すると細胞が活性化し、集中力がアップ、
疲労回復や美肌効果もあります。グルタミン酸は、主に脳のエネルギーとして使われるアミノ酸で、知能
の発達や、疲労回復、うつ状態の改善に効果があります。
イリコや鰹節、昆布で摂っただし汁を毎日頂いていれば、健康を保ち、集中力もアップすることでしょう。